撥水ジャケットは“防寒具”でもあるって知ってた?
目次
- 1: 濡れると寒くなるのはなぜ?
- 2: 撥水ジャケットの“見えない防寒力”
- 3: 秋キャンプの必需品に!
- 4: ふもとあさとの読むラジオ
濡れると寒くなるのはなぜ?
「うわっ、服が濡れた…寒っ!」——秋キャンプでよく聞くセリフです。実はこれ、気のせいじゃなくてちゃんとした理由があるんです。
人の体は、水に濡れると熱を奪われやすくなります。特に気温が下がる秋のキャンプでは、濡れた状態が続くと体温がどんどん下がってしまうんです。
なぜかというと、濡れた衣類は“熱伝導率”が高く、体の熱を外に逃がしやすくなるから。乾いた服なら空気の層が断熱材のように働いてくれるけど、水が染み込むとそのバリアが消えてしまうんですね。
その結果、寒さを強く感じたり、ひどい場合は低体温症のリスクも。焚き火があっても、濡れた服のままでは体が温まりにくいんです。
「濡れる=寒い」は、秋キャンプの落とし穴。だからこそ、撥水ジャケットの出番なんです。
撥水ジャケットの“見えない防寒力”
「濡れると寒い」——その落とし穴を避けるために、撥水ジャケットがひそかに活躍しているって知ってました?
撥水ジャケットは、表面に水をはじく加工がされていて、雨粒が染み込まずにコロコロと転がり落ちます。これによって衣類の濡れを防ぎ、体温の保持に貢献してくれるんです。
さらに、濡れないことで風による冷却も防げるため、体感温度がグッと変わります。風が吹いても“冷たっ!”と感じにくくなるのは、ジャケットが水分と風のダブルブロックをしてくれているから。
そしてもうひとつのポイントが、“防水”ではなく“撥水”であること。完全防水のウェアは通気性が低く、ムレやすいのが難点。でも撥水ジャケットなら、ほどよく空気を通してくれるので、動いても快適に過ごせるんです。
見た目はただの“雨よけ”でも、実は寒さにも強い。撥水ジャケットの防寒力は、目に見えないけど、ちゃんと効いてるんです。
秋キャンプの必需品に!
秋のキャンプって、意外と“濡れるシーン”が多いんです。
朝起きたらテントの周りが朝露でびっしょり。焚き火を囲んでいたら水蒸気で服がじんわり湿る。晴れていても、地面や草が濡れていることはよくあります。
そんなとき、撥水ジャケットがあると安心。急な雨や湿気にも強く、濡れによる冷えを防いでくれるから、アウトドアを快適に楽しめます。
しかも、防寒性もあるから一石二鳥。動きやすくて軽いのに、寒さにも強い。「買ってよかった!」と感じるアイテムとして、秋キャンプの筆頭候補です。
「雨が降らなきゃいらないでしょ?」と思っていたらもったいない。撥水ジャケットは、秋キャンプの“濡れ”と“寒さ”をまとめて守ってくれる、頼れる相棒なんです。
ふもとあさとの読むラジオ
さあ、ここからはスタジオに戻ってまいりました。いや〜、撥水ジャケットって、ただの雨具じゃないんですねえ。濡れると寒くなるって話、改めて納得しましたよ。
そうなんです。水分が体温を奪うっていうのは、医学的にもちゃんと根拠があるんですよね。特に秋キャンプでは、朝露や湿気が意外と侮れないんです。
うんうん。私も昔、キャンプで寝袋がちょっと濡れててね、朝方ガタガタ震えたことありますよ。あれはもう、寒いっていうより“冷える”って感じだったなあ。
そういうときこそ、撥水ジャケットの出番です。濡れないことで風の冷たさも防げますし、通気性もあるからムレにくい。まさに“見えない防寒力”ですね。
なるほどねえ。防水じゃなくて撥水だから、快適さもあるってのがポイントだね。じゃあ、ロンくんにも聞いてみようか。ロン、撥水ジャケットって、どんな仕組みで水をはじいてるの?
はい、ふもとさん。撥水ジャケットには「DWR加工」と呼ばれる特殊な表面処理が施されています。これにより、水滴が生地に染み込まず、玉のように転がり落ちるんです。撥水性は使ううちに低下しますが、専用スプレーなどで復活させることもできますよ。
へえ〜、お手入れ次第で長く使えるんですね。ちなみに、秋キャンプでのおすすめシーンってありますか?
朝のテント周りや、焚き火のそばなど、湿気が多い場面では特に活躍します。また、急な小雨にも対応できるので、荷物を減らしたいキャンプ派にはぴったりです。
いや〜、ロンはほんとに頼りになるねえ。じゃあ最後に、ロンくん。撥水ジャケットを“買ってよかった!”って思える瞬間、ズバリ教えてくれる?
ズバリ!焚き火のあと、濡れた丸太に座っても「うわっ冷たい!」ってならなかったときです!その瞬間、ジャケットに「ありがとう」って言いたくなりますね。
ははは、いいねえ!“ありがとうジャケット”って、なんかCMにできそうだ(笑)
秋キャンプ、これからの季節にぴったりですから、ぜひ撥水ジャケットをチェックしてみてくださいね。
というわけで、今日の「読むラジオ」はここまで。次回も、へえ〜!が詰まった話題をお届けしますよ。ロン、締めの一言、お願い!
「濡れないって、寒くない。」——これ、秋のアウトドアの新常識です!
