【消された話】K-POP禁止令が出ていた時代と音楽の自由
目次
- 1: K-POPが“危険視”されていた時代
- 2: 消されたアーティストたち
- 3: 今だからこそ語りたい“消された話”
- 4: ラジオ形式トーク(ふもとあさと&仲間たち)
K-POPが“危険視”されていた時代
「えっ、K-POPって禁止されてたことあるの!?」
今や世界中で愛されるK-POPですが、1990年代初頭の韓国では、なんと一部ジャンルが“若者の精神を乱す”として放送禁止になっていたんです。
当時の韓国は民主化の過渡期。社会が揺れ動くなかで、若者文化への警戒感が高まり、ロックやヒップホップなどのジャンルは“反体制的”とみなされ、テレビやラジオから姿を消しました。
しかもこの規制、公式な記録にはほとんど残っていないというから驚き。今のK-POPの華やかさからは、まったく想像できない“消された歴史”がそこにあったのです。
消されたアーティストたち
K-POPが“危険視”されていたあの時代、規制の影響はアーティストたちにも容赦なく降りかかりました。
一部のグループは“健全なイメージ”を求められ、歌詞や衣装の変更を強いられ、ステージ上の表現はどんどん“無難”になっていったのです。
中でも印象的なのは、当時人気絶頂だったあるアイドル。突然メディアから姿を消し、数年後に「政治的圧力があった」と語ったことで、ファンの間に衝撃が走りました。
こうした事例は今もファンの記憶の中で語り継がれていますが、公式記録には残されていません。まるで“なかったこと”にされたかのように──それが、K-POPの“消された歴史”のもうひとつの側面なのです。
今だからこそ語りたい“消された話”
K-POPが世界を席巻する今だからこそ、あの“消された時代”を振り返る意味があります。
音楽が社会とどう向き合ってきたかを知ることで、今の推し活にも深みが増す。ただ「好き!」だけじゃなく、「なぜこの表現が生まれたのか?」を考えるきっかけにもなるんです。
そして、“消された話”は単なる都市伝説ではありません。そこには、文化がどこでどう変わったのかという転換点の証拠が詰まっています。
今のK-POPの自由と多様性は、こうした歴史の上に築かれている──それを忘れずに、これからも音楽を楽しんでいきたいですね。
ラジオ形式トーク(ふもとあさと&仲間たち)
さて今日のテーマは「K-POP禁止令が出ていた時代」。いや〜、今のK-POP人気からは想像できない話ですよね。琳琳さん、ちょっと振り返ってもらえますか?
はい。1990年代初頭の韓国では、民主化の過渡期にあって、若者文化への警戒が強まっていました。特にロックやヒップホップなどのジャンルは“反体制的”とされ、テレビやラジオから排除されたんです。K-POPもその流れの中で、一部ジャンルが「若者の精神を乱す」として放送禁止になった時期がありました。
技術的に言えば、これは“文化的フィルタリング”の一種ですね。国家がメディアを通じて情報や表現を制限することで、社会的安定を図ろうとする。ただし、その副作用として、創造性や多様性が犠牲になることもあります。
