子どもが話を聞かない本当の理由は“指示の長さ”だった
目次
- 1: なぜ子どもは話を聞かないのか?
- 2: 長い指示が引き起こす“すれ違い”
- 3: 3語ルールで子どもは驚くほど動き出す
- 4: ラジオ形式トーク(ふもとあさと&仲間たち)
なぜ子どもは話を聞かないのか?
子どもが話を聞かないように見えるのは、実は性格でも反抗でもなく、脳の処理できる情報量が大人よりずっと少ないからなんです。大人は同時にいくつかの情報を頭の中に置いておけますが、子どもの脳はまだ発達途中で、いわばメモ帳が小さい状態。だから「靴下脱いで、手洗って、宿題してね」のように3語以上の指示が連続すると、ワーキングメモリがパンクしてしまうんです。結果として、子どもは「聞いてない」のではなく、単純に処理しきれずにこぼれ落ちているだけというわけです。
長い指示が引き起こす“すれ違い”
親子のすれ違いが起きるのは、日常の中でつい指示が長くなりすぎることが大きな原因です。例えば「部屋片づけて、プリント出して、明日の準備して、終わったらお風呂入ってね」と一気に伝えると、子どもの頭の中では途中から情報が霧のように消えていきます。処理しきれない指示が積み重なると、子どもは「どれからやればいいの?」と混乱し、結果として固まって動けなくなることも。すると親は「なんで言ったのに動かないの?」と感じますが、実際には聞いていないのではなく、情報が多すぎて行動のスタート地点が見えなくなっているだけなのです。
3語ルールで子どもは驚くほど動き出す
長い指示で混乱してしまう子どもには、実はとてもシンプルな“魔法のコツ”があります。それが3語以内の指示にまとめる「3語ルール」。例えば「靴はいて」「手洗って」「座って待ってて」など、短く区切るだけで子どもの頭の中で情報が整理され、行動のスタートが一気に軽くなります。指示が短いほど成功体験が積み重なり、親も「なんで動かないの?」とイライラしにくくなる。たったこれだけで、親子のストレスがぐっと減り、毎日の動きが驚くほどスムーズになるのです。
ラジオ形式トーク(ふもとあさと&仲間たち)
さて、ここまで子どもが話を聞かない理由を見てきましたが、いやあ……思い当たる人、多いんじゃないでしょうか。「靴下脱いで、手洗って、宿題して」って一気に言っちゃうやつね。
そうなんですよね。大人は普通に処理できますが、子どもは脳の“メモ帳”がまだ小さいので、3つ以上の指示が入ると情報がこぼれ落ちてしまうんです。
ワーキングメモリの容量差ですね。大人と子どもでは、同時に保持できる情報量が構造的に違います。長い指示は“処理落ち”が起きやすい。
処理落ちって言うとゲームみたいだなあ。でも確かに、途中で固まっちゃう子っているよね。あれ、別に反抗してるわけじゃないんだ。
そうなんです。「聞いてないの?」じゃなくて、ただ処理しきれないだけなんですよね。
でもさ、琳琳さん。大人でもあるよね? “えっと、何からやるんだっけ?”ってなる瞬間。
ありますあります。家を出る前に「鍵持って、ゴミ出して、郵便出して、ついでにコンビニ寄って」って自分に言い聞かせて、結局ゴミだけ忘れるとか。
人間は基本的にマルチタスクが苦手です。特に“順番が決まっていない複数の行動”は脳に負荷がかかりやすい。
じゃあ子どもはなおさらだよね。そりゃ動けなくなるわけだ。
だからこそ3語ルールが効くんですよ。「靴はいて」「手洗って」「座って待ってて」みたいに短く区切るだけでスッと動けるようになります。
短い指示は脳の処理負荷を最小化します。成功体験が積み重なるので、親子双方のストレスも減少します。
なるほどねえ。これ、家庭だけじゃなくて学校でも使えそうだな。
では最後に、今日のポイントを整理しますね。
子どもが話を聞かないように見えるのは、ワーキングメモリの容量が小さく、長い指示を処理しきれないからです。
そして親子のすれ違いは“情報量の多さ”が原因。決して“聞いていない”わけではありません。
だからこそ今日のキーワード――3語ルール。「短く、ひとつずつ」伝えるだけで、子どもは驚くほど動き出す。
短い指示は脳の負荷を減らし、行動のスタートを明確にします。結果として親子のストレスが大幅に軽減されます。
“子どもが話を聞かない理由”は能力ではなく環境。指示の長さを調整するだけで、日常がぐっとスムーズになります。
というわけで今日の結論はこれ。子どもは聞いてないんじゃない、長い指示が処理できないだけ。そして3語ルールで世界が変わる。
