【勘違いに注意】“介護用手すり”は若いうちが正解だった!
目次
- 1: 「必要になってから」では遅い?
- 2: “慣れ”が安全性を高める理由
- 3: “予防介護”という考え方
- 4: ラジオ形式トーク(ふもとあさと&仲間たち)
「必要になってから」では遅い?
「手すりって、年を取ってから使うものじゃないの?」
──そう思っている人、かなり多いはずです。実際、手すり=高齢者や要介護者のための設備というイメージは、もう“常識”になっていますよね。
でも最近、その常識が揺らいでいます。
というのも、転倒事故の多くは「まだ元気なうち」に起きているというデータがあるんです。階段で足を滑らせたり、浴室でバランスを崩したり──そんな“ヒヤッ”とする瞬間、思い当たる人もいるのでは?
つまり今、手すりは「介護のため」ではなく「予防のため」にこそ早めに設置すべきという考え方が注目されているんです。
“必要になってから”ではなく、“必要になる前”が正解──そんな新常識、ちょっと気になりませんか?
“慣れ”が安全性を高める理由
「手すりは“いざという時”に使えばいい」──そう思っていませんか?
でも実は、手すりって“設置して終わり”じゃないんです。大事なのは、日常的に使い慣れておくこと。
たとえば階段を降りるとき、手すりに手を添えるのが“いつもの動作”になっていれば、足元が不安定な瞬間にも自然に体を支えられます。使い慣れていれば、体の動きに組み込まれていて、いちいち意識しなくても安全性が上がるんです。
特に階段や浴室など、転倒リスクが高い場所では、「手すりを使う習慣」が事故を防ぐカギになります。
“慣れ”は、いざという時の“守り”になる──これ、意外と知られていないポイントかもしれません。
“予防介護”という考え方
「介護用品は、老後になってから使うもの」──そんなイメージ、まだ根強く残っていますよね。
でも今、その固定観念を見直すタイミングが来ているのかもしれません。
たとえば手すり。これを“予防的”に設置しておくことで、将来的な転倒や骨折を防ぎ、介護の負担を減らせる可能性があるんです。
実際、転倒がきっかけで生活が一変するケースは少なくありません。だからこそ、“まだ元気なうち”に備えておくことが、後々の安心につながるんですね。
「元気なうちに備える」という意識は、健康寿命を延ばすうえでも重要なポイント。
介護用品を“予防の道具”として使う──そんな新しいライフスタイル、ちょっと前向きでいいと思いませんか?
ラジオ形式トーク(ふもとあさと&仲間たち)
さて今日のテーマは「介護用手すりは若いうちが正解」という、ちょっと意外な話題です。いや〜、正直びっくりしましたよ。手すりって、年配の方が使うものって思ってましたから。
そうですよね。多くの人が「必要になってから設置するもの」って思いがちなんです。でも最近は、転倒予防の観点から「元気なうちに備える」っていう考え方が注目されてるんです。
統計的にも、転倒事故は“要介護になる前”の段階で多く発生しています。特に階段や浴室など、家庭内の環境要因が大きいですね。つまり、体力よりも“つかまる場所があるかどうか”が事故の分かれ目になるんです。
なるほどねぇ。でもさ、手すりって「あると年寄りっぽい」っていうか、ちょっと抵抗ある人もいるんじゃない?
そこも最近は変わってきていて、インテリアになじむデザインや、突っ張り式で工事不要のタイプも増えてるんですよ。賃貸でも使えるものもあるし、介護用手すりっていうより“生活の安全アイテム”って感じです。
技術的にも進化していて、滑り止め加工や高さ調整機能など、ユーザーの動作に合わせた設計がされています。“使い慣れる”ことで、反射的に体を支える動きが身につくのもポイントですね。
そういえば、うちの母親が浴室で滑ってヒヤッとしたことがあってね。結局何もなかったけど、あれが骨折とかになってたらと思うとゾッとするよ。
そういう“ヒヤリ体験”って、実は誰にでもあるんですよね。若い人でも、雨の日に玄関で滑ったり、階段で足を踏み外したり。だからこそ、予防介護っていう考え方が広がってるんです。
ちなみに、手すりの設置は“介護保険”の対象になる場合もありますが、予防目的での設置は自己負担になることが多いです。でも、転倒してからの治療費や生活の変化を考えると、コストパフォーマンスは高いと言えます。
なるほどね〜。転ばぬ先の杖、じゃなくて“転ばぬ先の手すり”ってわけだ。
今日のポイントをまとめると──
- 介護用手すりは「必要になってから」ではなく「元気なうち」に設置するのが正解
- 日常的に使い慣れておくことで、転倒予防の効果が高まる
- 予防介護という考え方が、健康寿命を延ばすカギになる
- 今どきの手すりはおしゃれで簡単、賃貸でも設置可能なタイプも
いや〜、今日の話は“へえ〜!”の連続だったね。手すりって、もっと身近で頼れる存在だったんだなぁ。
安全は、習慣と環境の掛け算です。手すりはその“環境”を整える、最もシンプルで効果的なツールですね。
ということで、皆さんもぜひ「まだ早い」じゃなくて「今がチャンス」と思って、手すりのある暮らし、考えてみてくださいね。
