“安静第一”が危ない?高齢者ケアの新常識と寝たきり予防
目次
- 1: 「安静にしていれば治る」は本当?
- 2: リハビリがもたらす“動ける未来”
- 3: 家族と介護者が知っておくべきこと
- 4: ふもとあさとの読むラジオ
「安静にしていれば治る」は本当?
「おばあちゃん、転んじゃったの?じゃあ、しばらく安静にしてようね」
そんな言葉、つい口にしていませんか?
高齢者が転倒や骨折をしたとき、まず思い浮かぶのは「とにかく安静に」という対応。
でも実は、それが回復を妨げる“落とし穴”になることもあるんです。
長期間の安静は、筋力の低下を招きます。
筋肉が衰えると、立ち上がるのも歩くのもつらくなり、結果的に寝たきりのリスクが高まることに。
最近の医学では、適度な運動や早期のリハビリが回復を促すことが明らかになってきました。
「動かすことで治す」——それが新しい常識になりつつあるんです。
「えっ、動いたほうがいいの?」と思ったあなた、まさに今が“常識破壊”の瞬間かも。
リハビリがもたらす“動ける未来”
「動かすことで治す」——その考え方の先にあるのが、リハビリです。
でも、リハビリって“治療”のイメージが強くありませんか?
実はそれだけじゃないんです。
リハビリは、ただケガを治すためのものではなく、“動ける生活”を取り戻すための大切な手段。
たとえば、歩行訓練や関節の可動域を広げる運動は、筋力の維持だけでなく、自信の回復にもつながります。
「また歩けるようになった」「自分でトイレに行けた」——そんな小さな成功体験が、心の元気にもつながるんです。
介護の現場でも、早期リハビリを取り入れることで、再発防止や生活の質の向上が期待されています。
つまり、リハビリは“未来の自分”を守るためのパスポートなのかもしれません。
家族と介護者が知っておくべきこと
「安静にしていれば安全」——その思い込みが、実は回復のチャンスを遠ざけてしまうことがあります。
家族や介護者が「動かすのは危ない」と感じてしまうのは自然なこと。
でも、過度な安静は筋力低下や寝たきりにつながるリスクがあることを、まず知っておく必要があります。
大切なのは、医師や理学療法士としっかり連携し、個々の状態に応じた運動プランを立てること。
「どこまで動かしていいのか」「どんな運動が適しているのか」を専門家と相談することで、安全かつ効果的なケアが可能になります。
そして何より大事なのは、“動かす勇気”。
それは、本人の尊厳と生活の質を守る第一歩。
「できることを、少しずつ取り戻す」——そのプロセスを支えるのが、家族や介護者の役割なのです。
ふもとあさとの読むラジオ
さあ、ここからはスタジオに戻ってまいりました。いや〜、前半の特集、びっくりしましたねぇ。「安静が寝たきりを招く」って、まさに常識破壊ですよ。
本当にそうですね。私も「転んだらまず安静に」って思ってましたけど、実はそれが逆効果になることもあるなんて…。リハビリのタイミング、大事なんですね。
うんうん。でもね、家族としては「無理させたら悪化するんじゃないか」って不安もあるわけですよ。その“優しさ”が、かえって本人の力を奪ってしまうこともあるって…これは考えさせられるなあ。
そうなんです。実際、介護現場では早期リハビリが注目されていて、歩行訓練や関節の運動が、本人の自信にもつながるって言われてます。生活の質にも関わってくるんですよね。
なるほどねぇ…。じゃあ、ここでロンにも聞いてみようか。ロン、リハビリってそんなに効果あるの?
ワン!お呼びありがとうございます、ふもとさん。
はい、リハビリは単なる治療ではなく、身体機能の再獲得と心理的な回復を同時に促す重要なプロセスです。
特に高齢者の場合、数日間の安静でも筋力が著しく低下するため、早期の運動介入が推奨されています。
おお〜、さすがロン。専門家モードだね。じゃあ、家族ができることって何だろう?
はい。まずは「安静=安全」という思い込みを見直すこと。
そして、医師や理学療法士と連携して、個々の状態に応じた運動プランを立てることが大切です。
家族の“動かす勇気”が、本人の尊厳と生活の質を守る鍵になります。
ロンの言葉、心に響きますね…。
私たちが「怖いから動かさない」って思ってしまう気持ちもあるけど、そこを乗り越えることが大事なんですね。
そうそう。「できることを、少しずつ取り戻す」——それを支えるのが家族の役割。
いや〜、今日はほんとに考えさせられるテーマでした。
ロン、最後にリスナー目線で一言お願いできる?
ワン!
「動かすことで、未来が変わる」——それを信じて、一歩踏み出してみましょう。
小さな運動が、大きな希望につながるかもしれません。
いいねぇ〜!ロン、ありがと。琳琳もありがとう。
さあ、次のコーナーは「買ってよかった!秋のあったかグッズ特集」です。引き続きお楽しみに!
