【公にはされない】“エコバッグ”が環境破壊になる瞬間
目次
- 1: 「エコバッグ=正義」は本当か?
- 2: 素材別に見る“環境負荷”の差
- 3: “本当にエコ”な使い方とは?
- 4: ラジオ形式トーク(ふもとあさと&仲間たち)
「エコバッグ=正義」は本当か?
「レジ袋は悪、エコバッグは正義」──そんなイメージ、なんとなくありませんか?スーパーやコンビニでマイバッグを持参するのが“いいこと”とされる今、エコバッグはすっかり環境配慮のアイコンになりました。でも実はその裏に、ちょっとした落とし穴があるんです。
素材によっては、エコバッグの製造時に出るCO2がレジ袋の数十倍になることも。つまり「繰り返し使えばエコ」という前提が崩れると、善意の行動が逆に環境負荷を高めてしまう可能性があるんです。
素材別に見る“環境負荷”の差
じゃあ、どんな素材なら環境に優しいの?──そう思った方、ちょっと待ってください。実は素材ごとに“見えにくいコスト”があるんです。
たとえばオーガニックコットン。農薬を使わないのは確かにエコですが、実は水の使用量がかなり多いんです。枚のバッグを作るのに、何百リットルもの水が必要になることも。
一方でポリエステル製は軽くて丈夫。でも石油由来のため、製造時のCO2排出量が高め。長く使えば元は取れるけど、使い捨て感覚だと逆効果に。
そして再生素材。理想的に聞こえますが、実は回収・加工の過程でエネルギーを多く消費するケースも。つまり「素材がエコっぽい」だけでは判断できないんです。
“本当にエコ”な使い方とは?
「じゃあ、どうすれば環境に優しくなるの?」──その答えは、素材選び以上に使い方にあります。
実は、ある試算ではエコバッグを100回以上使ってようやくレジ袋よりエコになるとも言われています。つまり、買い物のたびに新しいバッグを使っていたら、むしろ環境負荷は増えてしまうんです。
また、気分やファッションで複数枚を使い分けるよりも、1枚を長く使い続ける方がずっとエコ。見た目の“エコっぽさ”よりも、実際の使用回数が大事なんです。
「かわいいから」「流行ってるから」ではなく、「これをずっと使うぞ」という気持ちこそが、真のサステナブルにつながるのかもしれません。
ラジオ形式トーク(ふもとあさと&仲間たち)
さて今日のテーマは「エコバッグ」。いや〜、これまで「レジ袋よりエコバッグでしょ」って思ってたんだけど、最近ちょっと怪しいって話を聞いてね。琳琳ちゃん、どういうこと?
はい、実は「エコバッグ=環境に優しい」っていうイメージ、使い方によっては逆効果になることもあるんです。前回の放送でも触れましたが、素材によっては製造時のCO2排出量がレジ袋の数十倍になるケースもあるんですよ。
その通り。特にオーガニックコットン製のバッグは、農薬不使用で一見エコですが、実は水資源の消費量が非常に多い。ポリエステルは軽くて丈夫だけど石油由来。再生素材も理想的に見えて、回収・加工に多くのエネルギーを使うことがある。
